オレゴンから”愛らしきもの”とヘーゼルナッツをお届けします。

唐突ですが、世界三大ナッツというのはご存じだったでしょうか?日本でも馴染みの深いアーモンド、カシューナッツ、そして何を隠そう、ヘーゼルナッツなんです。

 

 

 

あなたのヘーゼルナッツに対する印象は?

少なくとも日本のマーケットではヘーゼルナッツはまだまだ地味で脇役的な存在と言えると思います。

そして多くの日本人はヘーゼルナッツを製菓材料又はミックスナッツの内の一つとしての認識をもたれているのが現実のようです。因みに日本国内で流通しているヘーゼルナッツの9割以上がトルコ産です。いうまでも無く圧倒的なシェアですね。

 

ヘーゼルナッツがどちらかというと脇役的な存在である理由は?

これは飽くまで私の主観ですが、最大の理由として考えられることは、何よりナッツ自体の粒の大きさが控え目であること。要するに、小さい存在感も希薄な印象さえ与えかねないのです。例えば、平均的なトルコ産のヘーゼルナッツは直径が約1センチ程度で、日本でもお馴染みのマカダミアナッツと比較すると約半分の大きさでしょうか。

言い方を変えれば、大きいということはいわゆる「見栄え」が良く、ナッツの市場においてもそれは魅力的な要素の一つで有ることは間違い無いと思います。

 ※下記の画像をご覧下さい。左が一般的なトルコ産のヘーゼルナッツ、そして右側はオレゴン産の大粒ヘーゼルナッツです。粒の大きさの違いは言うまでもありませんが、何よりオレゴン産の特徴の一つは、薄皮を敢えて残すことです。


豊かな自然に恵まれた環境で、良質なヘーゼルナッツがすくすくと育っています。

オレゴン州では 1980 年頃より大学などが中心となり積極的な品種改良を始めました。大粒の実をならせる品種や生産効率を上げる為に1本の木により多くの実がなるよう品種改良に励み、その努力の甲斐有って、欧州産には無い個性豊かなヘーゼルナッツが安定して収穫されるようになりました。弊社では特に大粒で素朴な中にも控えめな甘さを持つ、唯一無二のオレゴン産ヘーゼルナッツにこだわっています。そんな訳で、ヘーゼルナッツ自体をそのまま食す経験が無かった大多数の方々にも、この機会にオレゴン産大粒ヘーゼルナッツの魅力や味を堪能してもらえれば幸いです。

新潟県長岡市で生まれました。県立長岡高等学校を1980年に卒業してから一時期地元の予備校に通った時期も有ったのですが、最終的には大学には進学せず、東京目黒区の風呂無し、トイレ共同の一軒家を改造したようなアパートで自由きままな生活を送っていました。

 

当時渋谷のスクランブル交差点にあったMEN'S SHOP NOW の販売員、近所のコンビニの店員等を経て1984年春にリクルートに入社、企業の中途採用者を募集したい企業にリクルートの主要媒体(当時の週刊就職情報、とらばーゆ、そしてフロムエー)への募集広告掲載をアシストする営業職からビジネスマンとしてのキャリアが始まりました。因みに、1980年半ば当時のリクルートは、新卒にとっても人気企業の一つだったと思います。

※確か当時の自分の月収は、私のような高卒でも上場企業の大卒の平均給与(新卒)とさほど差は無かったような記憶が有ります。

 

最初から正社員になるつもりは無かったリクルートを1年半程で退社した後は、当時所属していたリクルート東銀座営業所の上司の紹介で、輸入文具を扱う外資系企業の営業に配属されました。ところが、ある日突然に大阪への単身赴任を要請され、それがきっかけとなり結局1年程で退職しました。その後は当時六本木に有った日本料理店の副店長、モデル派遣事務所のマネージャー、万歩計を製造する会社の輸出部門の責任者、人材派遣会社の営業等、様々な業界に身を置き多様な経験を経て2003年6月に有限会社ジンボカンパニーを設立し、その後オレゴン州産のビーフジャーキーの輸入を思いつきました。

 ところが、そのわずか半年後にアメリカで起きた狂牛病騒ぎにより牛肉加工品の輸入が全面的に停止してしまいました。その後輸入禁止が長期化の様相を呈する中、七面鳥の肉を使ったターキージャーキーや塊状のユニークなターキーナゲッツを日米同時発売、その後2010年には豚肉を使ったポークジャーキー、ポークナゲッツ等の商品を次々に世に送り出しました。そして2015年の春、悪夢以外の何物でも無かった、アメリカ産牛肉と加工品の輸入停止から実に12年振りに、アメリカ産の肉を使ったビーフジャーキーの輸入が再開されることになったのです。

 

しかしながら、私が十数年に渡って文字通り心血を注いで取り組んできたこれらの輸入事業は、ジャーキーの製造元で、10年以上に渡って良好な関係を構築していたつもりのビジネスパートナーの会社が買収(いわゆるM&A)されたことにより、輸入再開の翌年、2016年の11月、日本時間の夜中にオレゴン州の顧問弁護士事務所から届いた1通のファックスによって、ジャーキービジネスは唐突な終焉を迎えたのでした。

 

その後数年間に渡る暗中模索を経て2019年7月、約38年住み慣れた東京都目黒区を離れ、このところすっかり衰弱した様子の母親の面倒を見るつもりで生まれ育った新潟県長岡市に居を構えました。そして2020年6月 オレゴンヘーゼルナッツファーム合同会社を設立。オレゴン産ヘーゼルナッツ製品を日本市場に送り出す準備がようやく整いました。

 

しかしながら、残り少ない人生を賭けたこの新規事業もコロナ禍の長期化により多大(深刻)な影響を受けていて、なかなか思うように前に進むことが出来ずにいる状態が実に2年以上も続きました。そして今、これらの事態の収束の兆しがようやく見えてきた感じが有ります。そこで気持ちも新たに、2022年12月に母校である長岡高等学校の目の前に引っ越し、正に背水の陣を敷いてヘーゼルナッツ事業の立て直しを図りたいと思います。尚、法人としてはこの4月でいよいよ4期目に突入しました。(2023年8月7日現在)

 ※因みに母親は令和3年7月29日に老衰で亡くなりました。84年の生涯でした。実質は僅か1年半程の同居生活でしたが、最後にほんの細やかな親孝行はもしかしたら出来たかもしれません。


ヘーゼルナッツの栄養

オレゴンヘーゼルナッツファームのマスコット、MJです。
オレゴンヘーゼルナッツファームのマスコット、MJです。

オレイン酸とビタミンEがたっぷり!

オレゴン州の代表的な特産物の一つであるヘーゼルナッツは、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸とビタミン E を豊富に含んでおり、心疾患・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病への効能が確認されています。
その他にも、ビタミン B2 やカルシウムなどの栄養成分も含まれており、これらの豊富な栄養素は体の酸化を防ぎ、血行促進や健康な肌作り、便秘解消、骨粗鬆症予防などにも有効に働くと言われています。





オンラインショップ

弊社ではヘーゼルナッツを基本的にバルクの状態で米国より仕入れ、日本国内にてリパッキングして卸売り販売をしています。
主に飲食店向けの徳用サイズ、業務用の製品として 300g, 900g 単位  又はカートン販売(生は11.25kg,自家焙煎が10kg)を卸していますが、近年の家中需要により個人向けのパッケージをオンラインにて近日中に販売を開始したいと思います。ご家庭で美味しいヘーゼルナッツをご賞味くださいませ。